シフト制勤務の月間残業計算を完全自動化
変形労働時間制の特徴と導入効果
月間総労働時間での残業管理
- 月ごとの基準労働時間を自動設定(28日:152時間、29日:160時間、30日:160時間、31日:168時間)
- 月末締めでの総労働時間超過分を残業として自動計算
- 日単位の8時間縛りに捉われない柔軟な勤務管理
シフト制勤務に最適化された設計
- 定時という概念のない不規則勤務に対応
- 平日・休日関係なく月間トータルでの労働時間管理
- 繁忙期・閑散期の勤務時間変動に柔軟対応
複数時間帯の割増計算対応
- 深夜割増(22:00-5:00)との組み合わせ計算
- 早朝割増やピーク時間割増との複合適用
- 月間残業×時間帯割増の二重計算に対応
実際の運用例
【30日の月の設定例】
- 基準出勤日数:22日
- 1日あたり基準労働時間:8時間
- 月間基準労働時間:176時間(22日×8時間)
- 実労働時間185時間の場合:9時間分が残業対象
【計算結果例】
- 基本時給1,000円の場合
- 基本給:176時間×1,000円=176,000円
- 残業給:9時間×1,250円=11,250円
- 合計支給額:187,250円
月別基準時間の自動管理
日数別基準設定
各月の日数に応じて基準労働時間を自動適用。祝日の多い月や会社独自の営業日設定にも手動調整で対応可能です。
- 28日の月:152時間基準
- 29日の月:160時間基準
- 30日の月:160時間基準
- 1日の月:168時間基準
柔軟な基準時間設定
店舗の営業形態に合わせて基準時間の調整が可能。例:30日の月で営業日20日の場合は160時間に設定など。
高精度な勤怠管理機能
時刻丸め設定
- 出勤・退勤時刻の丸め単位設定(15分・30分単位対応)
- 労働基準法を考慮した1分単位管理も可能
- 深夜勤務・日またぎ勤務の正確な時間計算
交通費・諸手当管理
- 往復交通費の出勤日数自動計算
- 店舗間応援勤務の個別交通費対応
- その他手当の日別個別入力機能
法令準拠と運用上の注意点
対応する残業計算
本テンプレートは
- 対応:月間総労働時間超過の残業計算
- 非対応:日・週単位との複合残業計算
- 非対応:定どおりの厳密な変形労働時間制
祝日・特別営業日への配慮
祝日は自動考慮されません。祝日を含む月の基準時間調整は手動で行ってください。
視覚的カレンダーシステム
年月入力で該当月のカレンダーを自動生成。土曜日は青、日曜日は赤で色分け表示し、月末日数の変動(28~31日)にも自動対応します。
適用業種・職場例
最適な導入環境
- 小売店・飲食店のシフト制勤務
- コンビニエンスストア・カラオケ店
- 24時間営業の医療・介護施設
- 契約社員・派遣社員の勤務管理
- 繁忙期と閑散期の勤務時間差が大きい業種
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Excel2021,Excel2024,Office365,Googleスプレッドシート対応
更新日:2025年7月28日
Excel2019以前に対応する旧バージョンのExcelファイルはこちらからダウンロードください
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飲食店や小売業の実務経験をもとに実務で役に立つエクセルテンプレートを作成していきたいと思います。 システム化すれば解決できるかもしれないけど、小規模事業者にはオーバースペックだったりもするので、身近なエクセルを使ってほんのちょっとの業務効率化にお役に立てたら幸いです。

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